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ICHINOSEKI CITY POSTER PROJECT REPORT

プロジェクトのはじまり

岩手県一関市と岩手ADCが協働で進める「一関市ポスタープロジェクト」。プロジェクトに密着し、その制作過程を紹介していきます。

今回の企画のはじまりについて、岩手ADC 事務局長の小笠原一志(ひとし)さんに話を伺いました。

「はじめは、一関市さまから『市のPRポスターを岩手ADCに依頼したい』と、一関市出身の会員を通じてご連絡いただきました。」
ご依頼いただいた経緯には、岩手ADCの活動の積み重ねが関わっていると語ります。

事務局長の小笠原一志さん
事務局長の小笠原一志さん

2016年に東北初の地方ADCとしてスタートした岩手ADC。

※アートディレクターの専門的職能を社会的に確立、推進することを目的に、1952年に「東京ADC」が創立。その後、地方におけるデザインの必要性の高まりを受け、初の地方ADCとして1996年に「富山ADC」が発足した。これに続き、札幌、新潟、広島、金沢、九州、長野、岩手でADCが発足している。

岩手ADCでは「地域のアートディレクターのスキルアップ」と「作品のアーカイブ化」を主な活動目的としています。
活動の一環で、年に一度の作品審査会を開催。審査会には県外から審査員を招き、その年の1年間に制作されたエントリー作品の中から優秀作品を選出します。選ばれた作品のアーカイブとして「岩手ADC年鑑」が発行されます。

今年5月に開催された審査会の様子
今年5月に開催された審査会の様子(撮影/松本晃)
岩手ADC年鑑
岩手ADC年鑑

「地域のアートディレクションを身近に感じていただけるよう、年鑑や会員ポートフォリオを岩手県内の市町村にも毎年寄贈しておりました。
まさに、一関市の担当の方がこの年鑑を毎年楽しみにしていただいたそうで、今回のプロジェクトの依頼に至ったと伺いました。」

企業とクリエイターのマッチング事業での利用を目的として会員ポートフォリオを制作
企業とクリエイターのマッチング事業での利用を目的として会員ポートフォリオを制作

2016年から年鑑を発行した積み重ねが生き、「とてもありがたく、ほんとうに嬉しいオファーをいただきました」と語る小笠原さん。プロジェクトに期待を寄せました。

岩手ADCではこの依頼を受けて、一関市さまと相談しながら企画を考案。
「ポスターを通じて一関市の認知度を高めたい」というご要望を受け、市の魅力を「3種のポスターを3名のアートディレクターによる競作として発表するプロジェクト」として動き出しました。

制作を担当する3名のアートディレクターは、会員内での企画コンペによって決定しました。今後の審査の様子は後日紹介予定です。今後のプロジェクトにぜひご注目ください!

編集・ライティング・撮影/関山紗輝・石崎実

岩手県一関市|一関はどんなまち?

一関は岩手県の最南端、宮城県との県境に位置します。平成23年の合併により現在の一関市が誕生し、岩手県内で2番目に大きい面積となり、現在は約10万人が暮らしています。
最大の魅力は、文化と美しい自然が共存していること。世界遺産・平泉の玄関口である一関は、岩手県に訪れる観光客の最初の目的地となっています。市内にも風光明媚な観光地が数多く点在しており、名勝や史跡・温泉地にも恵まれています。一方で、平坦部から山間部まで多様な生産環境を有し、地域ごとの特徴を活かした農業が営まれているのも特徴です。市内都市部から一歩外へでると豊かな田園風景と出会うことができます。

一関市の地図

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