岩手ADC

マッチング

岩手ADCでは、企業とクリエイターのマッチング事業の取り組みを行なっております。
岩手県内に活動拠点を持つプロのクリエイターとともに、企業PRや商品開発に取り組むことで、岩手の地域全体を盛り上げていきたいと考えております。

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企業とADのマッチング事例

MOYANE(モヤーネ)プロジェクト

コロナ禍による地域経済の停滞を受け、2021年5月、岩手アートディレクターズクラブとmanordaいわて株式会社さまが盛岡市地域経済好循環推進事業として「もりおかおみやげプロジェクト」をスタート。盛岡市内の事業者と地域のデザイナーがタッグを組み、お土産商品のパッケージリデザインとブランド開発に取り組むこととなりました。魅力的な商品を通じて盛岡を伝えたいという想いから、「もりおかやっぱりいいよね」を合言葉に「MOYANE」が生まれました。第1弾・第2弾あわせて会員11名が市内の事業者と商品開発に取り組み、2023年11月時点では「MOYANEプロジェクト」として10商品が誕生しております。

ロゴマーク

ロゴマーク

商品ラインナップ

デザイナーと事業者の皆様

山内稜平

山内稜平

ADよりコメント

「もりおかやっぱりいいよね」を合言葉に、一つ屋根の下にある街に根付くものをデザインの力でさらに魅力的にみせることを目指しています。事業者とデザイナーで各商品それぞれの特色を活かしたデザインを制作しながら、ブランドイメージを浸透させるためにSNSや売り場ではキーカラー、パターンを統一して展開しています。外から来た方も、地元の方も盛岡の良さをモヤーネと共に各地に連れていき、輪が広がっていくことを願っています。

神田葡萄園・巴染工 ギフトセット「SHI-KI」デザイン

ギフトセット「SHI-KI」(しき)は、manordaいわて株式会社さまによるマッチングで生まれた商品です。陸前高田市のワイナリー 有限会社神田葡萄園さまと、盛岡市の染物屋 巴染工株式会社さまの創業100年を超える老舗企業の2社が、地域のワイナリーと伝統工芸のコラボレーション商品を開発するにあたり、商品全体のアートディレクションのご依頼をいただきました。岩手ADC会員ポートフォリオからご指名いただいたのがスズキケンイチさん。サステナブルな社会を目指す取り組みの一つとして、手仕事で生まれたワインとジュースを手ぬぐいで包んだ「SHI-KI」が2022年4月より販売開始となりました。

ギフトセット

ギフトセット「SHI-KI」

提案書

完成品

スズキケンイチ

スズキケンイチ

ADよりコメント

SHI-KIはゴミを生まない包装資材として岩手製の手ぬぐいを用いて、岩手産ワイン・ジュースを包み、贈り手、受け手に心地よく未来を考えるきっかけになる、提案型のギフト商品です。手ぬぐいで瓶を包むという前例のないパッケージだったので、作業の安全性や操作性の確認と準備に多くの時間を費やしました。神田葡萄園さんと巴染工さんの歴史や理念、本質や製品の品質を損なうことのないデザインになるよう努めました。

全国酪農業協同組合連合会 全酪連バター新商品のパッケージデザイン

全国酪農業協同組合連合会様は二戸市に所在する工場にて乳製品を製造されています。こちらで製造されている「酪農家バター200g」が原料となる生乳などがほぼ地元産であるにもかかわらず、工場が所在する北東北での販売実績や認知度が低いという課題を抱えていました。そこで、既存商品はそのままに、ご当地商品として位置付けた別商品の開発に向けパッケージデザインのご依頼をいただきました。会員5組がコンペに参加し、その中から菊池尚枝さん・さいとうゆきこさんの提案に決定しました。

パッケージ

パッケージ

提案書より抜粋

菊池 尚枝

菊池 尚枝

ADよりコメント

酪農業の厳しい現状とそれを打開するための商品開発だとお聞きし、日常の食卓の中で二戸や酪農を感じられるパッケージが作れないかと考え、二戸の牛飼い達の日常を落とし込んだデザインを提案させていただきました。ネーミングからご提案させていただいた事で、このデザインの世界観をクライアントさんとも分かりやすく共有・表現できたと思っています。
このパッケージを通して、岩手・二戸の豊かな自然や酪農に携わる人々の優しさや愛情を感じてもらえると嬉しいです。

さいとうゆきこ

さいとうゆきこ

ADよりコメント

新緑の青葉や高原を吹き渡る爽やかな風、馬淵川に面してそびえ立つ岩肌が特徴的な馬仙峡。草木や大地をイメージした模様をパッチワーク状に構成することで、乳牛たちが暮らす二戸の豊かな自然を表現しました。6種類のパッケージを通して様々な二戸の名所を背景に、牛飼いと乳牛の何気ない日々が展開していきます。家族で食卓を囲みつつ、バターのパッケージを見ながら物語を感じていただければ嬉しいです。

丸三漆器「あわさけグラス」デザイン

2018年、岩手県一関市にて秀衡塗を製造する丸三漆器様よりご依頼いただきました。二戸市の蔵元である南部美人様とのコラボレーション事業で、「南部美人あわさけスパークリング」専用のグラスを蒔絵で制作するにあたり、「日本美人」「日本を象徴するもの」をテーマとした図案を提案してほしいとのこと。会員6名が参加、13点の中から最終的に小原明男さんの案に決定しました。

提案書

完成品

小原 明男

小原 明男

ADよりコメント

誰もが見た事があるであろう美しい夕日をモチーフに、ふるさとの風景をグラスに表現できないかと考えました。
それを手にした際に様々な想い出がよみがえる、そんなひとときになればと思っております。
日本の絵巻に描かれたようなデザインと色調で、漆の重厚なムードも共に感じとっていただければうれしく思います。

いわぎんコンサルティング株式会社 ロゴマーク作成

いわぎんコンサルティング(株)様は、岩手銀行グループのコンサルティング専業会社として2020年7月1日に開業。その準備段階で岩手ADCヘご相談いただき、ロゴマーク、封筒などのツールデザインを制作することとなりました。会員より寄せられた17提案の中から1次審査で4名の案に絞り、プレゼンテーションを経て佐藤未南子さんの提案に決定しました。

ロゴマーク

ロゴマーク

提案書より抜粋

佐藤 未南子

佐藤 未南子

ADよりコメント

プレゼンでは、各ツールデザインの前段階として、企業理念やブランドにまつわる言葉を形にすることや、ブランディングの必要性についてご説明しました。その上でコミュニケーションシステムを2案ご提案し、「お客様と共に目指すゴール」の象徴として岩手山をモチーフにしたプランを採用いただきました。会社案内の表紙やサービス説明にも山を基軸としたビジュアルを展開し、一体感のあるブランドイメージの醸成を図っています。